2019年JAROでは「広告表現、ステレオタイプの向こう側へ。」(第一弾)を、会員社向けセミナーとして、東京・大阪の2地区で開催しました。その際は、ダイバーシティ議論の為の総論と、ジェンダーステレオタイプを中心テーマに据えて行ない、事後アンケートでも「今の時代の感覚が理解できた。」「海外での動きが分かり、日本でのマーケティングの参考にできる。」「このシリーズを続けて欲しい。」といった声をいただき、好評な結果となりました。
国内外のダイバーシティ議論の深まりを受け、JAROではこの度、第二弾として「人種・文化的ステレオタイプ」(=レイシャルステレオタイプ)を題材に、会員社向けセミナーを行うことと致しました。
米国史、ポップカルチャー等を専門領域として研究されている東京大学大学院情報学環・学際情報学府 板津木綿子教授をお招きして、ブラックフェイス、ホワイトウォッシュ、文化の盗用といった事象とそれがおこる歴史的背景等を解説してもらいます。
そして、電通法務マネジメント局 人権啓発部 安藤勉部長より、人種差別・民族差別や、少数民族・先住民族の尊重といった観点から、広告と人権について語ってもらいます。
また、お二人には、課題のみならず、多様性を伝えていく上での、先進的、かつ、良い事例も紹介してもらう予定です。
広告に表出される(海外の)人種的問題の事情や背景について知ることで、広告制作やそれを審査する上での、注意すべき点についての認識を深めて頂き、かつ、多様性に富んだ表現制作へのヒントの一助となれば幸いです。
社内でご共有の上、ご興味のある方に広くご参加いただければと思います。
「人種的・文化的ステレオタイプを考える」
1.アメリカにおける人種に関連する問題の事情
2.広告と人権 人種・民族差別を中心に
3.未来に向かって(各講師による事例紹介)
【講師】
東京大学大学院情報学環・学際情報学府 教授 板津木綿子氏 (アメリカ史)
津田塾大学で学士号・修士号を得た後、フルブライト奨学生として渡米。
2009年に南カリフォルニア大学大学院歴史学科より博士号(Ph.D.)を取得。
研究領域は、アメリカ大衆文化史およびトランスナショナリズム(特に日米文化交流)。特に社会的マイノリティの表象や排除の歴史について関心を持ち、研究教育に従事している。
株式会社電通 法務マネジメント局 人権啓発部 部長 安藤 勉 氏
1997年㈱電通入社後、メディア部門、営業部門の経験、および広告法務、広告表現コンサルティング部門を経て2015年より人権啓発担当に。
社およびグループの人権啓発全般を担当し、人権研修の企画、制作、運営および個別の相談業務に従事している。
※他、JARO事務局からも情報提供予定です。
無料(主催・協力団体会員のみご参加いただけます)
公益社団法人 日本広告審査機構(JARO)
公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会(JAA)
一般社団法人 日本広告業協会(JAAA)
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